
よくスーパーやおもちゃ売り場などで子どもが泣いて大騒ぎしているような光景を見たことがあると思います。地べたに座って「買って買って」とダダをこねたり泣き叫んだり。周りに人に迷惑がかかるからと最後は折れて買ってあげるというお母さんもいるでしょう。どの子もわがままを言うことはあります。ですがそのわがままを全部受け入れてしまって良いのでしょうか。子どもは、自分のわがままを聞いてくれるとわかると、どんどんエスカレートしてしまうことがありますので、毅然とした態度をすることも時には必要です。我慢ができたら、その時は褒めてあげるようにしましょう。わがままは自己主張できるということで喜ばしいことですが、すべてを受け入れるのではなく、我慢することも覚えるようバランスを取っていきましょう。
保育園や託児所では、○○ちゃん、とてもおりこうでした、などと褒められることがあったのに、家ではまったく違う態度でなぜ?と思っているお母さんもいるかもしれません。いわゆる「外面」がよい子は何か気をつけた方が良いのでしょうか。もしおうちで甘えるような態度をする場合は、大いに甘えさせてあげましょう。家と外で態度が違うというお子さんは注意が必要です。日々の保育所での様子を保育士さんから聞いて、心の変化など気を配ってあげるようにしましょう。わがままも叱ってばかりではなく、言っていることがわかるお子さんなら、子どもの話もきちんと聞いてあげて理解してあげるようにすると、わがままも減っていくかもしれません。
1歳半~3歳頃に第一次反抗期(イヤイヤ期)がやってきます。まだ思ったことを言葉にできない年齢の子は別ですが、3歳くらいになると、少しずつ話もできるようになり、わがままも目立ってくる頃ですね。お仕事で忙しいママなどは、子どものわがままに対してイライラしてしまうこともあるかもしれません。その時は怒ったりせずに話を聞いて、できることできないことをわからせるようにしましょう。黙ってダメだというよりも、話(わがまま)を聞いてできない、と伝えることがよい対処法です。相手と話し合うことができるようになり、判断力にもつながります。託児所に預けている間起こったことも、保育士さんからフィードバックしてもらうことも大切になってきます。